青一色のAcroNote。
ミャンマーでお付き合いのある方からは、
怒っているのが想像できない、と言われがちだ。
本当のところはわからないが、
わたしと最も長く一緒に働いているミャンマー支社の女性社員が
つけてくれたミャンマーネームは、平和と穏やかさの象徴である
月(Thawda)なので、案外イメージは崩れていない・・・気がする。
そんな私も今日は朝から怒ってしまった。
インターンシップ生(大学の後輩)が今日の予定をAcroNoteに書いて
持ってきたときのこと。
予定を書くときは、黒:Project、青:Project外(ランチ、移動、おつかいなど)
と色分けするのが使い方だが、なんとAll 青で予定が書かれている。
理由を聞くと、「ボールペンの黒のインクが切れていたからです。」
・・・
黒のインクを節約したい、という気持ちと
上司がぱっと見てわかりやすいように、という配慮。
秤にかけたら、インクのほうが勝ったのかな。
聞いていくと、色分けする理由は
「自分が」わかりやすいようにだと思っていました。とのこと。
AcroNoteには、上司と部下がコミュニケーションを効率的にとれるように、
たくさんの配慮と仕掛けがあるんだよ。
ものをつくるってそういうことだものね。
君にとっては、黒か青かなんて、どうでもいいことだったかも。
でも、そういう小さなことから、今までの26年間でつくられてきた
配慮と仕組みと社風・文化と秩序は崩れていくんじゃないのかな。
だから、わたしはこの、All青で書かれたAcroNoteの光景がとても嫌いです。
すぐに書き直してきてください。二度とやらないでください。
・・・
わたしはよく怒る。
表面上穏やかでいるよりも、
配慮と仕組みと文化と秩序がある穏やかな場所を
好ましいと思う。