「なんか、いつもありがとう。」
ミャンマーはもうすぐ水かけ祭り。
街全体から、正月前特有の充実感のような
まったり感のような独特な空気を感じる。
休暇前ということで、社員が帰り際に様々な言葉をかけてくる。
もっとも多いのは、「Thank you very much for education and supporting.」だ。
10も年の変わらない人たちからこの言葉をかけられて、
わたしはなんとなく、違和感を感じて戸惑っていた。
そして、リーダークラスの社員たちと仕事を締めて、
では帰ろうね、というとき。
彼らの一言はわたしの違和感を解決してくれた。
「なんか、いつもありがとう。来年もいい年にしようね。」
そんな適当な、という人もいるかもしれないけど、
「なんか、いつもありがとう」で本当は十分だったんだと思った。
わたしにとって彼らがそうであるように、
いるだけで、支えになるとか心強いとか刺激になるとか、
そういう関係があっていいし、
わざわざeducationとかsupportingなんて言葉使わなくてもいいじゃない。
わたしも「いつもありがとう。来年もよろしくね。」とだけ返して、
そっと満ち足りた気持ちになった。