向き合うべきものは問題ではない。
明けましておめでとうございます。
ミャンマーは4月17日が元日。
うちの会社は4月18日にミャンマー新年の御用始めを行った。
水祭り明け、一気に暑くなったミャンマー。
クラクラする暑さのなか、休暇明けの社員といろいろなことを話した。
そして、御用始め初日は、
なぜこの人たちは上司の言うことに従わないのか?
とか、いろいろな疑問の答えを知った日となった。
新年となり2日目の勤務日。
わたしと同じ職位の社員が、昨日を振り返り、こう、社員に話した。
「向き合うべきものは問題ではない、ということがわかりました。」
・・・どういうことだ?問題とは向き合うべきだぞ?
一瞬ハテナが浮かんだが、次に続く彼女の言葉に私ははっとした。
「問題を解決しようと、自動的に解決策を出すような生き方ではいけません。
そうすると、問題は一見解決したように見えて、
実は解決しておらず、私たちの前に再び現れるのです。
だから、私たちが向き合うべきなのは、私たちの心であり、考え方です。
問題に向き合うとき、私たちは問題に向き合ってはいけません。
私たちは、私たちの心と考え方に向き合っていくのです。」
彼女は水祭り中、尼として修業していた。
スキンヘッドの彼女に静かに、だが確かにそう言われ、
私はおそらく、この会社の誰よりも彼女の言葉が心にしみた。