ミャンマーに来なかったら、知らなかった。
もうすぐミャンマーに来て1年になる。
日本にいたときは、あんなに早く過ぎた1年が、
ミャンマーで過ごす1年はとにかく濃く、長い。
まだ、1年。とても長く、生きていた気がするのに。呆然とした。
長かった1年を振り返って、
ミャンマーに来なかったら知らなかったことが、
たくさんあると思った。
互いに配慮と信頼がある関係がどれだけ心地良いものか。
その関係をつくるために、多大な努力と愛情が必要であること。
だから、強い人が優しいとは限らないけど、
強い人が優しい人になれる可能性があること。
仕事には、その人の命と意志がこもっていること。
わたしは命の破片を受け取り、また捧げていること。
だからきっと、父が病の身をおしてでも仕事をしたがったのだ、ということ。
難しいことなんて、無いということ。
(国と国のあいだで起こるごたごた以外は)
誰ひとり、他人を苦しめることができる人はいないし、
何一つ、人を難しいと思わせるものは存在しないから、
自分が苦しいと、難しいと思わない限り、
何にも苦しめられる必要も、何を難しいと思う必要もないということ。
ふと、自分は何してるんだろう、と思うこともあるけど、
スーレースクエアの短冊に、
「何にせよ、会社が発展すれば、それで良し。」と書いたから、
何があったとしてもそれでいい、ということ。
2年目のミャンマー、これからもよろしくお願いします。
P.S.
この記事を投稿した3日後に、あらたに、
「胃と心は、こんなにもつながっているのだ。」ということを
知ったので、ここに追記しておきます。
お腹すいているときのラーメンって、なぜこんなにも心を満たすのか。