難しい、という感情。
社員とよく「難しいって何?」という会話をする。
というのも、仕事していると、
「難しいです。」が聞こえてくるからだ。
「これ、もうちょっと精度あがらないかなー」
「難しいです。」
「お、そうなの?」
「はい、難しいです。」
「たとえば、こうしたりとか、こうすればどうなるの?」
・・・
最終的には、どの話も
難しい、で止まらずに、難しいことをsolveすることに集中しようか、
に落ち着く。
そりゃ、国と国のあいだで起こる問題とか、
技術的に不可能なことは、本当に「難しい」のだと思うけど。
難しいって、状態のことだと思っている人が(うちの社員には)多いけど、
難しい、という感情なのだと思う。
だから、難しい、と思うと、難しくなる。
仕事終わり、部下が話をしに来た。
失敗つづきのなか、要はビジネスパーソンとして
どうすれば強くなれるんですかね、とくよくよしているらしい。
本当に難しいこと以外(お国のことや技術的に不可なこと)、
難しい、できない、と思わないこと。
乗り越えること、解決することに集中すること。
それがビジネスパーソンとして揺るぎなく強くなる、ということ。
難しい、できない、と言うのは、ただ自分で自分に対して
できなくなるおまじないをかけているだけです。
部下は話の半分は理解していなかったが、
半分は理解できていたようだから、よし。
難しい、という感情に振り回されて、この国で
ある子はがんばって、ある子は諦める。
ただ、それだけのこと。