リケジョのミャンマー赴任記。

湘南育ちの品質保証。ミャンマーから日本に帰国。仕事、人生、めいっぱい楽しみます!

等価交換。

私たちは、神様にはなれない。

 

お客様は神様、ではない。

客だから偉い、という概念はなく、

顧客と提供側はとても対等だと思う。

 

だから、いただいた分、

技術者として、ビジネスパーソンとして、

このシステムを提供するのは、本当に顧客のためになるのか、

考えたり話をしたり、システムをつくったりする。

 

お客様のことを考えたら、提供しないほうがいい技術だって

世の中にはあって、それは神様しかきっと知らないのだけれど、

思考停止していてはいけないと思う。

 

技術者は神様ではない。

制限や限界があるなかで、

多種の領域の人間が集まって議論して、検証して、

お客様にもっとも合う方法を地道に探しているだけだ。

あっという間に、解法を導きだして、

お客様がお望みの機能をぱぱっとつくっているわけではないし、万能ではない。

 

納品物および、そういった過程にお金をお支払いいただいている、

ということは、うちも常々教育が必要で、

もちろん双方が理解していないといけないと思う。

 

対価なしでうちがリソースを出すことはできない。

特にうちのような小さな会社のリソースは、四次元ポケットではない。

なので、お客様内のトラブル起因/当社スコープ外の場合は、

お客様のリソースから割いていただくこともある。

 

You get what you pay for. 

安ければ、できないことも自然多くなる。

それを望まれることは、わたしたちにとって不当となることもある。

 

わたしが客のとき、この人・このサービスの質に

いくらの金額を払いたいかを考える。

値引きの考えとは似ているようで異なる感覚で、

たぶん、この国に来なかったら、考えなかったことだと思う。

 

そして「等価」は主観的なもので、

いつだって生身の人間はすれ違う。

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