リケジョのミャンマー赴任記。

湘南育ちの品質保証。ミャンマーから日本に帰国。仕事、人生、めいっぱい楽しみます!

Yours

わたしはよく、うちの会社、と言う。

 

昼のミーティングで、ひとつの連絡が入った。

数名の社員が行く出張先。

ヤンゴンからそこに至るまでの道路が、洪水の影響で通行止めになった。

社員が総出で代替手段を探し、関係各所に連絡を入れた。

 

陸上の手段は使えない。飛ぶしかないか。

飛ぶとなると、当初予定していた予算の数倍がかかることになる。

 

出張をのばすか、それとも、今行くのか。

関連社員が会議室に詰め、わたしが出したいくつかの案をもとに話し合っていた。

結果として彼らがわたしに言ってきたことは、

わたしが出したいくつかの案のどれとも異なるものだった。

 

今を逃してはいけない。これが節約案です。

今、わたしたちが行かないといけない。

 

わたしは全社員を集めて、話をした。

 

関連社員が一生懸命考えたいくつかの節約案。

確かに安くあがるが、やはり無理もある。

これで本当に結果になるか。彼らの負担も大きい。

 

だから、会社の予算を、この出張に

予定よりもずっと多くかけたいけれど、みんなは賛成ですか。

でも、今、コストをかけて彼らが行くことが、

私たちの会社にとって大事なことだと思う。

 

・・・

社員は真剣な顔で、この出張とかけるコストを無駄にしないために、

全社員で成功のために協力する、と言った。

 

それからは、休憩時間にみんなが集まって会議をし始めたり、

自分の仕事が終わったあとに、

残って出張先で実施するプレゼンのレビューをしていた。

猛スピードのミャンマー語での議論の横で、

わたしは時折、ちょうど隣に座った社員が耳に入れてくれる通訳を聞きながら、

淡々と資料をそろえていた。

 

帰り際、一人ひとりの社員が出張に行く社員に言葉をかけていた。

「自信を持て、絶対に大丈夫だ。」

「結果出してきて。良い知らせを待ってます。

 何かサポートが必要だったら、電話してね。」

 

出張に行くわたしの部下は、いつもはへらへらとしているが、

その言葉を真剣な顔で受け止めていた。

そして、もう一人の部下を勇気づけてから、

いつも通り、わたしに挨拶をして会社をあとにした。

 

 

I like my company and I like your company.

Surprisingly, That company name is same.

What a lovely day!