リケジョのミャンマー赴任記。

湘南育ちの品質保証。ミャンマーから日本に帰国。仕事、人生、めいっぱい楽しみます!

ミャンマーへの祈り(2021/2/22-2021/2/28)

ミャンマーでクーデターが起きて4週目。

軍の市民に対する発砲や暴力など、状況はひどくなる一方だった。
それでも、市民は非暴力・不服従を貫いている。

ミャンマーの声、なんてものではない、
ミャンマーの叫びが、報われてほしい。

2月22日(22日目)

1988年8月8日に広がった大規模な民主化運動「8888」にならい、
22222運動(2021/2/22)、ゼネスト
100万人規模の大規模デモが行われた。

軍が実弾をすでに使用しており、
デモ参加者から死者が出ていること、
8888運動では、無差別発砲で数千人の命が失われたことから、
どうしても不安がぬぐえない一日だった。

この日のデモでは、参加者は白い服を着ていた。
撃たれたことが、わかるように、
国際社会に伝わるように、という理由だったそうだ。
言葉が出ない。

夕方、社員が全員無事であることを確認し、安堵した。

2月23日(23日目)

「現在の大きな懸念は、ミャンマーで代理戦争が起きること」
ミャンマー人の同期の口から聞く。
ここ最近、中国、マレーシア、インドネシア
色々な国の名前が飛び交っている。
彼女は、感情が入り混じった表情をしていた。

2月24日(24日目)

社員の家族から会社に電話が来ることもある。
仕事のときの様子はどうか、と聞かれたりする。

ミャンマーの人が望む平和のためには、
まず思いを持った一人ひとりが生き続けること、
声をあげ続けるための生活を確立していることは必要だと思う。

2月25日(25日目)

ヤンゴンの中心でナイフを振り回したり、
通りすがりの市民に刃物を向ける、殴りかかる軍政支持者がいる。
軍により金で雇われているとも言われているそうだ。

夜眠れない国は、昼も命がけの国になった。

2月26日(26日目)

ミャンマー国連大使のKyaw Moe Tun氏が、
国連総会で、声を震わせながら演説。
軍政への抗議意志を示し、民主主義を取り戻すために
国際社会の協力を呼び掛けた。

この勇気ある演説は、何度聞いても、
胸にこみあげてくるものがある。
この後、大使は軍政から解任されたそうだ。
勇気ある大使と家族の方々の安全を祈る。

mainichi.jp

▼演説の動画

www.youtube.com

2月27日(27日目)

軍・警官による威嚇射撃の音が響いている。
非暴力をつらぬく市民たちに武力・暴力を向けている。
仕事のため移動していた、という人たちにすら、
暴力が向けれられているそう。

明日は、香港、台湾、タイ、ミャンマーといった国での
民主化連帯運動(ミルクティー同盟)による
大規模デモが予定されている。

I pray for the safety of the Myanmar people.
I hope that the wishes of the Myanmar people will come true.

2月28日(28日目)

朝からの銃声。
社員が住む町でも、デモに参加していた市民が
軍に撃たれて死んでしまった。

軍の鎮圧活動で、20人を超える市民が死んでしまった。