リケジョのミャンマー赴任記。

湘南育ちの品質保証。ミャンマーから日本に帰国。仕事、人生、めいっぱい楽しみます!

ミャンマー女子の気品。

現在うちの会社ではミャンマーの大学からのインターン生を受け入れています。

その大学にインターンの説明に行ったとき、面白いことがありました。

 

希望者に対して説明を終えたのち、男子学生sが部屋を出ていく。

そして、しっかり残る女子学生s。

 

ん?トイレか?

ミャンマー男子は連れだってトイレ行くんかな?

これはミャンマー男子の取説に書かなくてはね。

 

・・・と思ったけど、誰一人帰ってこない。

そのときは、まぁそんな男どもはほおっておいて、

目の前の優秀な女子学生sとの話に集中しよー、とやってました。

 

で、実際にうちにインターンに来てくれている女子学生sに、

あれはなんだったのかね、と聞いたところ、

「Acroのインターン厳しそうって言って、帰ってました」

 

・・・ほぉ。

「ちなみに、なんでみんなはうちのインターンに来たの?」

 

「厳しいから、成長できるって思ったから。」

「説明に来てくれた上位社員がみんな女性で、

 smartでバリバリ仕事してて、いいなって思ったから」

 

ミャンマー料理を着々と食べながら彼女らの話を聞いてると、

ミャンマーはいわゆる男尊女卑で、結婚して子供を産んだ瞬間から、

家にいろ、と言う旦那との戦いが始まるとのこと。

 

「若井さん、わたしね、自由になりたいんです。

 女だけど、きちんとスキルをつけて、

 independentに人生を生きていきたいの。」

 

ミャンマー男子が言う「自由になりたい」とはまったく意味が違う。

 

彼女たちは普段はまるで日本の女子高生のように、

隣の女の子とくっついて、きゃっきゃっとしているときもあって、

やめなさいな、と言うこともある。

 

でも、ミャンマー女子の気品、ここにあり。

彼女らがどう変わるのか楽しみだ。

 

そのランチの締めくくりに

「結婚したら夫とは財布を分けなさいって、日本では教わるのよ。
 私ももちろん、そうするつもり。」と冗談を言った。

 

そして彼女らはやっぱり、女子高生のように無邪気に笑うのだ。

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